前回の記事で、北海道栗山町にある「錦水庵」、築90年の民家いただく蔵元のお蕎麦やさんを紹介しましたが、次はいよいよ蔵元である「小林酒造」の見学です。
見学は無料。蔵がたくさん立ち並ぶこの場所は、ふらりと訪れて散策するだけでもおすすめのスポットです。
しかも、有形文化財にも指定されている「小林家」の敷地内には白蛇様と龍神様を祀っている祠(ほこら)があり、お願い事をかなえてくれるパワースポットとしても人気です。
では、さっそく紹介します。
小林酒造とは?創業とその歴史など
小林酒造は創業は明治11年。現在は4代目が杜氏をつとめ100年以上の歴史がある蔵元です。なんといっても目を引くのは、築100年の西洋建築のレンガ蔵。これは、札幌軟石の石蔵で、一万坪の敷地内には18棟もの蔵が点在しています。
- 所在地:北海道夕張郡栗山町錦3丁目109番地
- 公式サイト
小林酒造散策コーススタート!まずは「蔵元 北の錦記念館」から
「錦水庵」の向かい側にある「蔵元 北の錦記念館」から見学スタートです。
おすすめや限定品の案内の看板がありました。
入口に、酒屋さんが羽織る法被(はっぴ)がおいてありました。
コスプレマニアであるわたし(←そうなのか?)はもちろん我先にと手に取り、羽織って写真撮影をしましたが、後で冷静になって写真をみたら、いろいろと痛かったです。
館内には様々な展示がありました。
小林家歴代の杯などの酒器コレクションや昔の道具などの展示。
展示室の一部屋に歴代の首相直筆の色紙がずらりと展示されていました。
日本酒は「国酒」なので、歴代の首相は直筆の色紙を書くそうです。その色紙を蔵元が毎回買い上げる。そのような仕組み(風習)があることを初めて知りました。
お目当ての試飲コーナー。
毎回のように、どれを買おうか迷っているふりをして(いや本当に迷ってはいるんだけれども)、何杯も何杯もがぶがぶ飲んでしまいごめんなさい。ドライバーである夫にこの場をお借りして深くお詫びします…。
「パ酒ポート北海道(2015)」という北海道のワイナリーや酒蔵めぐりの冊子を持参して、1500円以上の買い物をするとオリジナルの徳利(とっくり)がもらえます。
わたしは、パ酒ポートを持っていて、1500円以上の買い物をしたのに、持ってくるのを忘れました…。しょんぼり。
スタンプ系・得点系のものは、車に乗せておくに限ります。(教訓!)
酒蔵入口、酒道具の館
こちらは酒蔵の入り口。
大きな杉玉が目を引きます。
この杉玉は、造り酒屋の看板でもあります。
道を歩くだけで、絵になるような風景。
寒い時期の雪深い季節、訪れたときもよかったのかもしれません。雪と蔵、景色がマッチしています。
育ち故郷でもある会津若松市や喜多方市の雪景色を思い出して、望郷の想いで胸がキュンとなりました。会津のほうの蔵は白塗りの壁でまた違った趣です。
有形文化財「小林家」
平成25年まで小林家の3代目がここで実際に暮らしていた民家が、現在は一般公開されています。
喫茶コーナーまでは無料で見学、休憩できます。びっくりするぐらい趣があるトイレもありますよ。
こちらは、龍神様と白蛇様がお祀り(おまつり)されている祠です。
本来は小林家の中庭にありますが、冬期間中(降雪時~4月中旬)は小林家の玄関にお引越ししています。
願い事を結ぶと叶うという言い伝えがあるそうです。わたしも、願い事を紙に書いて結んでまいりました。
もちろん「祈・しょうラジオ。月間100万PV!!」と書いて、強く念じ結んでまいりました。ことの真相はご想像にお任せします…。事実だとしたら、ブログのアクセスも神頼みの根性に問題が…。
こちらは「あて布」を縫い合わせたもの。
喫茶コーナーは無料の休憩所を兼ねています。
扉を開けた瞬間、思わず感嘆のため息をあげてしまいました。
なんと、なんと、見てください。
こたつです。癒されるー!
田舎のおばあちゃんのおうちにふらりと遊びに来たようなあたたかい雰囲気。
こたつの上にはお手玉までありました。和みます。
この空間だけでも最高なのに、こたつでぬくぬくしながら「甘酒のおしるこ」(500円)を頂きました。
甘酒に白玉とあんこ玉が入っています。コクがあって濃厚で美味しい!
人生で最高の甘酒(おしるこ)を頂きました。間違いなくナンバーワンです。オンリーワンじゃなくてナンバーワン!
甘酒はいま健康や美容にもいいと注目されていますね。
この日は、美味しいお蕎麦を頂き、これまた美味しいお酒(試飲)、のんびり蔵元見学をして、こたつに入って甘酒のおしるこまで。なんとも素敵な一日です。
ゴール?は夕張川の河川敷
てくてく奥のほうにむかってさらに歩いてみました。
最後にたどり着いたのは夕張川の河川敷。
子どもたちは雪玉を川に投げ込むという遊びが始まりました。
この遊び、きゃあきゃあ言いながらとっても楽しそうでしたが、あと5分ぐらい放っておいたら多分二人ぐらいは川に落ちていたと思います…。
でも、大丈夫!(そうなのか?)
今の時期は、氷が張って雪が積もっています。
おおっ!よく見ると、氷の上には動物たちのかわいい足跡が!
そっか、彦星と織姫は川を越えて会えるのは年にたった一日だけ(しかも晴れたときだけ!)ですが、ここの動物たちは、冬の間はずっと自由気ままにあっちの岸にいったりこっちの岸に行ったりすることができるんですね。
今回のしょうラヂオ。
今回は、北海道夕張郡栗山町にある「小林酒造」の紹介をしました。見学は無料で立ち並ぶ蔵の雰囲気が抜群のスポットです。
ふらりとドライブがてら、お蕎麦を食べて、酒蔵に訪れるのもおすすめです。
こちらはつららの断面。綺麗ですね。
まぁ、うちの息子は車に乗り込むときにポケットにつららを隠し持っていましたが…。
小林酒造から札幌への帰り道、ついに岩見沢の『ノースファームストック』へ立ち寄ることができました。おしゃれすぎる建物にびっくり!!カフェに立ち寄り、見た目にも美味しくて北海道らしいお土産を買うのにもぴったりな場所。乞うご期待です!
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