古い家にはもれなくある和室。我が家にはなんと4部屋も和室があります。
今の家に引っ越すタイミングで、和室の部屋を全室洋室にリノベショーンしました。
自力でです。DIYですね。
4部屋の和室にリビング、キッチン、廊下、玄関、勝手口、洗面スペースにトイレ・・・。
ほぼすべての床にクッションシートを敷きました。
クッションシートを、畳の部屋に敷いたらまるで洋室の部屋に大変身。クッションシートを敷き詰めた家に住んで1年半ほどたちますが、大正解でした。
とっても快適に過ごせています。
引っ越す前に気合を入れてよかった!
この記事では、和室から洋室にリノベーションするのに必要な道具とやり方、住んでみての感想や、湿気によるカビ…などの心配点、気になる費用などを紹介します。
2021年7月追記:クッションフロアを敷いて生活して4年目になりましたが、傷や汚れなども問題なく快適に生活しています。
- 和室から洋室へリノベーションする方法…クッションシートとは?
- 必要な道具と、クッションシートの敷き方
- かかった費用は?
- 住んでみての感想、湿気とか大丈夫?
和室を洋室へ 床にクッションシート(フロア)を敷こう!賃貸や子どもの汚れ対策にも!
昭和レトロな部屋
このなんとも昭和レトロな部屋をごらんください。ザ・昭和です。すごいですよね。
このレトロな部屋がわたしの今の仕事部屋。
いまは、押し入れは扉を取り払いオープンスペースにし、仕切りの襖(ふすま)も取り払いました。
※押し入れの扉を取り払いオープンスペースにしたのは別記事で紹介予定です。
作業用のデスクを置きたいこと、やはり和室より洋室の部屋の方がいいと思い、引っ越す前にいろいろ調べてたどり着いた方法がこれ。
「クッションシート(クッションフロア)」を床に敷くという方法。
簡単に貼れる、部屋の雰囲気が変わる、掃除も簡単、畳の上に貼っても大丈夫・・・という口コミを読みこんで決心。
戸建ての家の全ての床の分のクッションシートを購入しました。
- 床の模様替えにピッタリのシート
- 和室から洋室へのリノベーションや、賃貸の汚れ対策、子供の食べこぼしや傷つけ対策にも
- 自分で貼ることができる
- 本物みたいに木の木目などがリアルにプリントされているほどよいクッション性があるシート
- たくさんのデザインから選ぶことができる
クッションシートを貼るのに必要な道具
クッションシートを貼るのに我が家が使った道具を紹介します。
- クッションシート本体
- クッションシートを切るカッター…我が家はクッションシート用カッターを購入
- 剥がせる両面テープ
クッションシート
クッションシートは、たくさんの柄から必要なサイズを注文できます。
種類にもよりますが、選んだクッションシートは、巾182cm×長さ1m単位で切り売りされていました。
▽リビンクと私の仕事部屋に敷いたクッションシートはこちら
目地がやわらかく明るめのピンクベージュで柄は大きめテラコッタ。とても明るいキッチンになりましたよ。
▽キッチンには明るめのテラコッタ
クッションシートを切るカッター
クッションシートは部屋に合わせてカットする必要があるので、カッターが必要です。
我が家は5部屋分にキッチン、廊下、洗面、玄関とすべての床に引く予定だったので、あると便利かなと「クッションフロア用ぴったりカッター」という便利なアイテムを購入しました。
クッションシート用カッター
クッションフロア用のカッターは、直線が多い部屋の間取りだとあると便利ですよ。壁にあてながら楽にクッションシートをカットすることができます。
我が家は、荷物搬入前の一夜しか敷くタイミングがなかったので、このカッターがあって助かりました。
ただ普通のカッターやはさみでも簡単にクッションシートは切れるので、必須アイテムというわけではないですよ。普通のはさみやカッターでも大丈夫です。
クッションシートと床を接着する両面テープ はがせるタイプがおすすめ!
クッションシートを床の形に合わせてカットして床に敷くだけではシートがずれてしまうので、床とクッションシートを接着する必要があります。
おすすめは剥がせる両面テープ。
はがせるので賃貸でも安心して使えるタイプの両面テープ。さらに、歪んだり失敗したときも張り直しができるので助かります。
クッションシートを貼る方法
クッションシートを貼る方法を説明します。
- 床を掃除してホコリや汚れを取り除く。
- クッションシートのロールを広げて仮敷きする
- 部屋のサイズよりやや大きめに仮カット。
- 床の形に沿って、クッションシートをカットする
- シートをめくり、両面テープを貼る
- 両面テープでシートを接着する
手順も簡単でした。床に合わせてカットして、両面テープで接着するだけ。部屋が広くシートが2枚以上になる場合は、模様が縦横になったりしないようにする必要がありますね。我が家は、夫がとても器用なので、継ぎ目の模様までぴったりと合わせて敷くことができました。
▽床の形に沿ってカッターでカットしているところ
▽シートをいったんめくり、両面テープを貼ります
▽ぴったりときれいに敷くことができました!
床が変わるだけで部屋全体が見違えました。
感動!
引っ越し前に必死に調査して、注文したかいがありました。
我が家の場合は、札幌から本州への引っ越しだったので、クッションシートは移動の車に乗せ、手持ち。クッションシートを敷くのは、引っ越し荷物到着の前夜の一晩だけの作業。失敗が許されないスケジュールでしたが、この日の夜に全部屋敷き終えることができました(夫が!)
和室の部屋もクッションシートを貼るだけで、部屋が明るくなりました。
畳の上に直接敷いています。両面テープも畳に直接そのまま貼っています。
▽床の汚れや傷も気になるキッチンも…
▽クッションシートを貼るだけで、こんなに変わりました。部屋が広く感じるから不思議です!
別の和室も違う雰囲気のクッションシートを敷いて。
床が変わると印象ががらりとかわります。しかも、クッションシートの歩き心地も気持ちがいい!子どもがこぼした食べこぼしもさっと拭き取れる!
※洗面やトイレ、玄関はまた別の記事で紹介しますね。
クッションシートを敷いての感想
築40年超えるレトロハウスが見違えました。なれない畳や傷が汚れがある床で過ごすより、新品ぴかぴかの安心感。自分で選んだ好きな柄の床。
床が明るくきれいになるだけで、部屋全体が明るく広くみえるのも嬉しい。
敷く作業は、息子と夫でやってくれましたが、思ったよりも簡単そうにできていましたよ。
5部屋全てとキッチン、洗面スペースを敷くのにかかった時間は、約4時間ほど。夕方から作業をして、夜には終わりました。
翌朝の荷物の搬入に間に合ってよかった。
引っ越しのタイミングでクッションシートを検討している方は、ぜったいに荷物を入れる前に先にひくことをおすすめします。
家具がないと、スムーズに敷くことができますよ。
良かった点は、見た目や明るさだけでなく、歩いた時の歩き心地もいいです。さらに、子どもが食べこぼして汚してもさっと拭き取れる手軽さもありがたい!
重い家具を引きずったまま移動しようとして少し破れた部分がありますが、普段生活していて破れたりすることはまずなさそうです。
子育てファミリーやペットが居るご家族にはぴったりですね。とくに賃貸の物件でしたら、床の傷つきなどを気にする必要がないだけでもありがたい。
- 部屋全体が明るく広く感じる
- 新品の床の安心感(なんせ築40年超のレトロハウスなので…)
- 敷くのは思ったより簡単。女性ひとりでもOK
- 引っ越しのタイミングだったら、荷物の搬入前に敷くと楽
- 食べこぼしが拭き取れる、歩き心地もいい
- 賃貸だと、床の傷つきを気にする心配がいらない安心感あり
- 畳の部屋にもそのまま敷け、見た目を洋室にすることができる
気になる湿気は?畳の上に敷いても大丈夫?
畳の上にクッションシートを敷くのに一番気になったのは、畳が湿気でカビるのでは…ということ。
「畳が息ができなくなりカビがはえる」というようなコメントを見かけました。でも、多くの人が畳の上にクッションシートを敷いていること、もしカビが発生したらそのときに考えよう!とお気楽に考えて敷きました。
敷いてから3ヶ月。1ヶ月ぐらい雨続きのジメジメした季節も過ごしていますが、今の所はまったく大丈夫そうです。冬を過ごすのはまだこれからなので、1年間様子をみて本当に大丈夫だったかは追記してお知らせしたい思います。
クッションシートの料金は?予算はいくらぐらい必要?
我が家の場合は、余裕を持って大きめのサイズで注文して、和室6畳の部屋で7,000円ちょっと。
選ぶクッションシートの種類にもよりますが、カーペットやコルクマットを敷き詰めた時の値段と比べても、思ったよりは高くはないですよね。
業者にリフォームをお願いしたら、比較にならないぐらいの高い価格になるので、自分でプチリフォースしたいときにもできる範囲内だと思います。
ちなみに、我が家はすべての部屋(5部屋分)にキッチン、廊下や洗面、玄関、勝手口…家中すべてに敷き詰めたので、トータルで5万5千円ほどかかりました。引っ越しの勢いで一気にやってしまってよかったです。
床がきれいなだけで、レトロハウスもいい雰囲気に!
さいごに
引っ越す前に現地のレトロハウスの下見も一回もできず、不安しかありませんが、思い切って決断したクッションシートがとても良かったです!
クッションシート敷いただけで、部屋が明るくいい雰囲気になりましたよ。引っ越しのタイミング、子どもの食べこぼしや床への傷つけ対策にもおすすめ。柄の種類がとっても多いので(種類が多すぎて悩んでしまう)、イメージチェンジにもぴったり。
2021年7月追記:クッションフロアを敷いて生活して4年目になりましたが、問題なく快適に生活しています。
購入したクッションシート一覧 和室・リビング・キッチン
我が家が購入したクッションシート(クッションフロア)を紹介します。
実際に色や敷き心地を確認したいときはサンプルもおすすめですよ。サンプルを取り寄せて、イメージ通りか確認してから注文すると安心ですね。我が家は、時間がに余裕がなく、ネットの写真をみてパッパッと決めました。イメージ通りで特に問題はなかったのでよかったです。
※サンプルも下のリンクから注文できます
リビングと仕事部屋
リビングと仕事部屋は襖を取り払いひとつづきにしたので、同じ柄のクッションシートで。
広々とした印象になるアイボリーアッシュを選びました。リビングは家の中心なので大切ですよね。明るい色で気持ちも明るく!
寝室
少し落ち着いた木目調。ナチュラルな色合いが気に入っています。
寝室には、無印良品のベット2台と同じく無印の収納家具を置きました。畳の部屋がいい感じに!
和室の子ども部屋 2部屋
子供部屋2部屋とも和室だったので、こちらもクッションシートを敷いて洋室へ。リビングよりは少し暖色系の色を選びました。
キッチン
目地がやわらかく明るめのピンクベージュで柄は大きめテラコッタ。ホワイトで明るいキッチンのイメージで選びました。
洗面やトイレ、玄関はクッションシートの種類が違うので(水に強いタイプのものを選びました)別の記事で紹介しますね。
▽こちらも一緒におすすめ!はがせるので賃貸でも安心して使えるタイプの両面テープ。
引っ越し前に読み込んだリフォーム・DIYの本たち
リフォーム・DIY・セルフリノベーションの本
引っ越し前にたくさんの雑誌や本を読んで勉強をしました。その中でも良かったものを3冊ご紹介。
発想やアイディアが詰まっているので、眺めているだけでもワクワクしました。手順や方法も具体的でわかりやすく。初心者には勉強になりました。
クッションシートをひくだけでなく、セルフリノベーションには他にもいろいろな方法があることがわかります。引っ越しやこれから家のDIYをしたいという人、なにか変えたいけど…というレベルでアイデアを探している方にもおすすめ。
▽セルフリノベーションの教科書
▽リフォーム&インテリアアイデアBOOK
▽賃貸でもここまでできるDIY