先日、以前からずっと行きたいと思っていた札幌市下水道科学館へ訪れることができました。
休日に訪れたのに、「貸し切りですか?」というぐらい閑散としていましたが、体験型の展示が充実していて、思っていた以上に(失礼!)楽しく学べる場所でした。子どもの興味を引く展示方法もよかったです。さっそく紹介します。
ちなみに、札幌市下水道科学館はマンホールカード第1弾の唯一の北海道の配布場所です。無料でゲットできるカードなので、来館ついでにマンホールカードもぜひ頂いてくるのをおすすめします。
マンホールカードについてはこちらの記事からどうぞ
札幌市下水道科学館 基本情報
札幌市下水道科学館は札幌市の北区新琴似にあり、楽しみながら下水道のしくみを知ることができる体験型の施設です。入館無料なのが嬉しいですね。
子連れおすすめポイント
- ベビーカーのまま入館可(館内バリアフリー)
- 授乳室、おむつ替えコーナーあり
- 飲食可能なスペースあり、自販機、水飲み場あり
- 絵本コーナーあり
- 体験型の展示、3Dシアターあり
- 住所:〒001-0045 札幌市北区麻生町8丁目
- 開館時間:9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
- TEL:011-717-0046
- 休館日:5月~9月(9月7日除く)は休館日なし、
それ以外の期間は、月曜日が休館日(月曜日と祝日が重なった場合は開館となります)
年末年始も休館
※その他臨時の休館日あり。詳細は、公式サイトを参照してください - 入館料:無料
- 駐車場:あり(17台)
- 公式サイト
体験型の施設が充実!
入館してすぐに出迎えてくれるのはウエルカムロボット。アームの部分が動いて、下水道科学館の水滴型のキャラクター「クリンちゃん」などのキャラクターが紹介されます。
札幌市水道記念館の水滴型のキャラクターは「ウォッピー」=水、下水道科学館は「クリンちゃん」=クリーン、水をきれいに再生するというイメージ、からつけらているんでしょうね。(と勝手に推測…)
受付で館内のパンフレットがもらえます。
訪れたときはクイズラリーの実施中で、用紙を受付で頂きました。
クイズラリーの問題は難易度が高く、答えるために展示を読み込み親子で勉強になりました。
まずは、1階にあるトーキングサーモンでさけからのメッセージの映像を鑑賞しました。
サケたちからのメッセージが聞こえます。
” わたしたちの札幌の母なる豊平川と海を往復するサケたちが都市生活
と地球環境のつながり、環境を守ることの大切さを教えてくれます。”公式サイトから引用させていただきました。
サブマリンドライブゲームでドキドキしながら下水道の仕組みを学ぶ!
この施設の一番目玉の展示ともいえるサブマリンドライブゲーム。
潜水艦型の乗り物に乗り込み、画面の指示に従ってクイズ形式で答えたり、道を選んで、自分で操作しながら下水道の道を進みます。
このドライブゲーム、下水道の道を進みクイズに答えていくものですが、札幌市民は特に楽しめます。
時計台や札幌駅前、北大の近くなど本物の道を進めていくゲームだからです。なじみの景色に知っている道。よくできているゲームだなと思いました。
まさかのクイズに熱中!何度も親子でトライ!その訳は…
クイズに答えるコーナーもありますが、これも子どもの気持ちを引き付けました。よくできています。
- 3人まで参加できて、点数を競える
- 端末に向かってクイズに答えるだけのような堅苦しさがない、食事をする見た目が面白い
- 正解した数だけ(画面上の)皿にエビフライが盛られる
子どもたちはクイズ終了後のエビフライの数をきそうべく何度もチャレンジしていました。
しかし、クイズの難易度が高めです。一般常識で答えられる範囲を超えていて、繰り返しトライしていくうちに大人も子どももマニアックな知識がついてきます。
まぁ、せっかく難易度高めのクイズを暗記するほどやりこんでも、この記事を書いている時点ではわたしの脳みそは記憶のカケラもありません。(さすがに少しは覚えてるかな??)残念な記憶力の持ち主でした(泣)再認識!
子どもたちはシナプスでしっかり結ばれて脳内にしっかりインプットされたと思います……。
ちょっとした仕掛けや工夫が子どもの興味を引き付ける!
さらにこの施設でいいなと思ったのは、展示のひと工夫。
例えば世界や日本の下水道の歴史を紹介するこのコーナーを見てください。
ディスプレイの上の部分に大きなくまさんの人形がいますよね!
他の場所にもくまさんが隠れていて、内容がよくわからない3歳の娘はくまさんを探すのに夢中。
固い施設だとあっという間に飽きそうですが、ここでは飽きずに一緒に過ごすことができました。
さりげない工夫が子どもとの距離をぐっと近づけます。
壁に張られている迷路も楽しみ、
こちらは、ご当地マンホール。
わたしはこのマンホールのふたを見て、心拍数がはねあがるのを感じました。(わかりやすく言えば、ト・キ・メ・キです。)
あぁ、今までどうして旅先でマンホールのふたの写真をコレクションしてこなかったんだろう…。(悔やまれる!)
眼鏡をかけて、3Dシアターも楽しめます!
体験型の展示のほかに、眼鏡をかけて3Dシアターで楽しく学ぶことができます。
その名も「サブマリンアクアシアター」。潜水艦に乗り込み下水道がきれいになるまでの過程をわかりやすく映像で見ることができます。
これ、面白かったです。
お風呂の排水溝から侵入した潜水艦が、下水道を通ってやがて下水処理施設にたどりつき、きれいな水になるまで…生活に密着している水の話なので、子どもにもわかりやすく見入っていました。
子どもも3Dで映像が飛び出して見えるのにも驚きつつ、大喜び。
さらに地下4階へもぐると実際の施設の見学ができます
地下4階では、実際に使われている「雨水貯留管」を見ることができます。
大雨の時に雨水をためたり、冬には下水を処理した水で雪を融かす、直径5メートルの雨水貯留管の実物が見られる場所でしたが…。
訪れたときは、冬で融雪のための水をためている状態でした。だから、ガラス越しに見えたのは濁ったような水だけ…残念!
でも、地下4階から見られる下水道関連の設備には萌えを感じました。
こういう施設群です。
地下4階まで降りるエレベーターの奥の壁がガラス張りになっていて、ガラス越しにアンモナイトや恐竜、原始人の絵が見られます。
ちょっとした工夫が子どもの興味を引き付けるということを実感しました。
館内には飲食可能なコーナーもあります
館内には飲食可能なコーナーがあります。これはありがたいです。
持ち込んだお弁当やおやつを食べれる場所があるのは子連れには助かりますね。
パイプをつなげるおもちゃにはまる
飲食可能なコーナーにあるテーブルに、つなげることができるパイプがありました。
このおもちゃ(おもちゃなのか?)をとても気に入ったようです。サンタさんのお願いはやっぱりこれにしようかな…なんて言っていましたが、サンタさんも大慌てですね。このパイプは少なくともおもちゃ屋さんには売ってるのは見たことありません。。
いっしょにいたお友達とかなりの大作を作り上げていました。これに水を流したら、かなり楽しそうですね。
トイレや水にまつわる絵本も充実
トイレや水に関連する絵本もたくさん置いてありました。
こちらは絵本コーナーの一部です。
!!!「マンホールのふた」という本がある!
調べてみるとマンホールのふたは、一つのジャンルとして確立されているようです。また世界が広がりました。
今回のしょうラヂオ。
家から少し遠い方面にあるということもあって、今までなかなか行けなかったこの施設。ネットにもあまり情報がなく、周りに行ったという人もいないので、内心どうだろう…楽しめるかな?と半信半疑の気持ちで訪れました。
ところが、幼児から楽しめて、クイズをやりまくった結果、子どもたちは下水道博士になって楽しく学べる場所でした。絵本コーナーも飲食可能な場所もあり、パイプをつなげる遊びも楽しめたようです。
楽しく学べて無料、素晴らしいですね!
しょう(@syoradio1)がお届けしました。
ちなみに、札幌市下水道科学館は、マンホールカード第1弾の北海道唯一の配布場所です。来館ついでにマンホールカードもゲットするのもおすすめです♪
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ここから車で10分ほどの場所にある子連れOKのカフェです。