こんにちは。札幌のブロガー、しょう(@syoradio1)です。
息子が急性虫垂炎(盲腸)になり、手術をしたのは前回のはなし。
今回は、術後の食事や治療など入院中の様子や退院するまでの体験談をまとめました。
急性虫垂炎で手術、食事や治療法、入院中の様子など
インフルエンザだと思いこんで、小児科にかかったら盲腸だと発覚し、手術をしたのは前日のこと。
前回までのはなしはこちらから
- その1:子どもが急性虫垂炎「盲腸」に!盲腸の症状や発覚の経緯など
- その2:手術かちらすの判断は?CTなどの検査も
- その3:手術後の食事や入院中の様子など ← いまここ
今回は、手術が無事に終わり一夜明けた朝からです。
うなされつつも一晩眠ることができた息子は、朝早くに目を覚ましました。
「まず、上半身を起こしてみましょう」と看護師さん。
なんとか起き上がろうとしましたが、痛みでまったく上半身を起こすことができない状態。
声にならない涙をはらはらと流す息子。痛々しくて、見ていて可哀想でした。
痛み止めの点滴でまずは術後の痛みを和らげる処置をしていただきました。
30分後、もう一度起き上がれるかチャレンジ。看護師さんに支えてもらいながら、ゆっくりと体を起こします。
辛そうですが、なんとか起き上がることができました。
支えてもらいながらゆっくりと歩いてトイレに行くことができました。
自分が中学生の時に盲腸の手術をしたときも、術後は痛くて歩くのがやっとだった記憶があります。
痛み止めの点滴は6時間ぐらいごとに数日続きました。
朝はあんなに辛そうでしたが、夕方ぐらいは体を起こすのも自分でできて、一歩一歩ゆっくりと歩けるぐらいに回復。子どもだからか回復が早い!
前日から絶食が続いていた息子は、朝からしきりに「お腹が空いた」といっていました。
飲み物は飲んでいいと言われたので、ポカリを少しずつ飲んで幸せそうな息子。
思えば、手術前日の学校の給食を食べたのがちゃんとした食事を取った最後だったので、5食分抜いていることになります。
点滴から栄養は補給されていますが、空腹感はあるようです。手術前はまったく食欲もなかったので、元気になってきている証拠ですね。
ご飯は、手術翌日のお昼からでました。おかゆです。
おかゆがもともと大の苦手だった息子は、病院食は残して、食べてもいいと言われたプリンを食べることに。それでもあまり食べられず、プリンも二口程食べて残しました。
手術後1日目は、起き上がるのもやっとだったので、ベットの上でテレビを見たして過ごしました。術後に、ガスや便が出ることも重要なポイントだそうです。
ちょくちょく問診に訪れる看護師さんやお医者さんに毎回のように聞かれていました。
手術後2日目はなるべく歩いたほうが回復も早いと言われて、廊下を少しお散歩したり、小児病棟にあるキッズルームで遊んだり。
キッズルームで遊んでいる様子を見ると、手術前の真っ白な顔は思い出せないぐらい、元気に見えました。歩くのはまだ辛そうで、前かがみでゆっくりと歩いていましが。
2日目の朝から、ご飯はおかゆではなく白いご飯が出ました。
念願のご飯。目をキラキラと輝かせる息子。
病院内にあるコンビニでふりかけを買ってきてあげて、喜んで食べていました。コンビニ出費は膨れ上がり、かさむ一方です。
優しい味付けで栄養バラスに富んだ病院食。ご飯は食べてもおかずは残してばっかりで…。ハンバーグとかウィンナーとか、ましてやフライドポテトなんて絶対に出ないんだよ。
ノートに漢字を使った食べ物を羅列したり、回転天ぷら屋さんを想像して、黙々と書いていました。
いつも自由に楽しくかいている自由帳も、好きなものをお腹いっぱい食べられないと、こういう発想になるんですね。。切ない。
点滴は3日目までは24時間していて、抗生剤の点滴も一日数回していました。
3日目には血液検査。
わたしは2泊付き添い入院をしていましたが、3泊目からは消灯まで付き添い、家に帰ることにしました。かなり寂しそうでしたが、もうすぐ退院できることもあり本人も納得。
やはり、病院では昼も夜もゆっくりは休めず、母の体力も限界…。
ぐったりしていく母と反比例するように息子は少しずつ元気になり、ipadでマインクラフトをやりこみ、サバイバルシリーズなどの本を読んで、時間を潰して。
結果が良ければ4日目に無事に退院です。
日に日に歩けるようになり、退院を迎えた4日目の朝には少し前かがみですが、普通に歩けるようになるまで回復していました。
血液検査の結果も問題なし。
4日目の朝に、「退院していいですよ」と主治医の先生から言われました。
手術後、4日で退院できるんですね。早いです。
手術も入院も突然のことで、大変でしたが、あっという間に回復して元気になっていく息子を見て、よかったなぁという気持ちでいっぱいになりました。
息子は、「やったーー!! 今日で いんたい だーー!!」
と何度も言い間違えをしていました…。いやいや引退するにはまだ早いのだよ。
急性虫垂炎で手術・入院、退院後の注意点
4日目に退院するときに、退院後の注意点の説明がありました。
- 食事や運動の制限はとくになし、1ヶ月程度は下腹部に力がかからない生活をすること
- お風呂はいつもどおりで問題なし。ただし、温泉は1ヶ月程度はひかえるように
- 退院後、1週間後ぐらいに外来を受診すること
- 次回受診日までに38℃以上の熱や腹痛がでたら連絡すること
傷がほんの少しなので抜糸などもなく、お風呂もすぐに入れることに驚きです。
体育の授業や体操の習い事はしばらくお休み、スキーや雪遊びも禁止です。スキーは今シーズンは絶望となりました…。
急性虫垂炎の腹腔鏡手術による傷跡について
開腹手術と異なり、腹腔鏡手術ではとても傷が小さくて済みます。
おへそに隠れるぐらいのところ傷がほんの少し。きずのところにはテープが張ってあり、退院後自然に取れたらそのままで構わないとのことでした。
傷が小さいので、術後の回復や退院も早かったんですね。
今回のしょうラヂオ。
退院した日は、延期になっていた下の娘の誕生日パーティーと退院お祝いをしました。
お祝いメニューは子どもたちがみんな大好きな手巻き寿司。家族みんなで揃ってご飯を食べるって幸せだね!
しかし、次に家族5人がそろう夕食が訪れるのは、だいぶ先のことになるのでした。
退院した日の翌日にまさかまた病院へ戻ることになろうとは…。
次回へ続く…
続きの体験談『急性虫垂炎(盲腸)で手術後、まさかの再入院…遺残膿瘍に:その4』はこちら