はまると時間を忘れてどっぷりと夢中になってしまうタイプです。
こんにちは。「しょうラヂオ。」を運営しているしょう(@syoradio1)です。
今回は、今話題のゲーム「マインクラフト(Minecraft)」について。国によっては教育にも使われ、ゲームという枠には収まらない魅力と可能性があります。
マイクラの世界に子ども以上にどっぷりとはまっているわたしが体感したことを踏まえて、マイクラが子どもの教育にもおすすめポイント8つをじっくりと紹介します。
『そもそも、マインクラフトってなに?』という方もぜひ!
2020年からは小学校でプログラミング教育が必修化されます。
マイクラは、元システムエンジニアのわたしからみても、ますます注目を集めるツールとなっていくと思います。
マインクラフトとは?
Minecraft(マインクラフト、通称マイクラ)は、Notch(マルクス・ペルソン)とその会社(Mojang AB) の社員が開発したゲームです。
サンドボックス型(砂場のように自由に遊べる)の「冒険・ものづくりゲーム」といわれています。
こうすればクリア、ゴールという基準はなく、遊び方は自由自在。
マイクラの世界では、すべてが立方体のブロックでできています。木や土、鉱石、動物などすべてが立方体のブロック。
壊して材料を集めて新しい道具を作ったり、集めた素材で建築物を作ったり、洞窟を探検して鉱石を発見したりと遊び方も無限大。
パソコンのほか、Android・iOSなどが搭載されているスマホやタブレット端末、家庭用ゲーム端末ではWiiU、Xbox One版、PS3版、PS4版、PS Vita版など、さまざまなプラットフォームで提供されています。
世界中でプレイされているゲームで、すべてのバージョンの累計販売台数は1億本を突破しました。
子どもたちの間では、「youtube」などの動画投稿から人気が広まりつつあります。
我が家は、WiiU版のほかに、ipadとKindleにアプリをインストールして親子で遊んでいます。
マルチプレイをすることもできるので、WiiUでテレビを画面分割してマルチプレイをしたり、スマホ、iapd、kindleで子どもたちと一緒の世界で遊ぶこともあります。
もし、マイクラの3DS版が発売されたら、さらに人気が出ることは間違いないと思います。
ゲームそのものが面白いだけでなく、親が子供にやらせたい!と思うような要素がたくさんあるゲームだからです。
それでは、マイクラが子どもの教育にもいい理由をじっくり紹介します。
『 ゲーム=悪 』というような固定概念がなくなるかもしれません!
魅力その1:発想が広がる!クリエイティブな世界
マイクラにはこうすればクリアという決まり、ゴールがありません。
何をどう遊ぶかは自分次第。
サバイバルモードで、モンスターと戦いながら開拓・建築を進めて、自分の世界を少しずつ作り上げていったり、クリエイティブモードで、好きな素材を組み合わせて自由に建築を楽しむことも、遊び方は十人十色。
受け身ではなく、つねに自分で考えて何かを作り上げたり、行動する必要があるので、まさにクリエイティブな世界。
レゴで何かを作り上げていく遊びに、さまざまな要素が加わったゲームと想像していただけたらわかりやすいかもしれません。
発想力が養われるゲームなのです。
魅力その2:立体に強くなる、数学的思考が養える
マイクラの世界は、すべて立方体のブロックでつくられています。
ブロックでできた土を掘り進めたり、木を積み上げて家を建築したり。自然と空間把握能力が身につきます。
小学1年生の娘が取り組んでいる算数のワークでこういう問題がありました。
応用問題です。
なんと、娘はこの問題をほんの一瞬で解いてしまいました。娘は秀でて勉強ができるわけでもないし、数学が大の得意というわけではありません。
そうです、これはマイクラの力です。マイクラのやりすぎで、立体を把握する問題の考え方に強くなっていたようです。
マイクラをプレイしていくうえで、ブロックが何個必要、何マスだけ掘る・積み上げる…、という場面は多く出てきます。
掛け算がわかれば、すぐに答えを得られる場合もあります。もし、掛け算を習得済みの子どもだったら自然と習った掛け算を使って必要なブロック数を計算しているでしょう。学校で学んだ算数がゲームをプレイしていくうえで活かされていくのです。
立方体の図形に強くなり、遊びながらブロック数などの計算をしていく。これは、計算ドリルをやっていても身につかない能力だと思います。
魅力その3:プログラミングの思考を得られる
そもそもプログラムってどうして必要なんでしょう?
この原点ともいえる疑問はプレイしているうちに、答えにいたります。
例えば、マイクラの世界では、サトウキビは紙を作る材料でたくさん育てたい植物です。そのためには、サトウキビを植えて、育ったら収穫するという繰り返しの作業が必要です。
育つたびに収穫するのはとても手間がかかります。
しかし、マイクラにはアイテムと回路(レッドストーン回路と言います)を組み合わせて、装置をつくることができます。
先ほどの、サトウキビの例では、育ったら自動で刈りとって、刈り取られたサトウキビをチェストにしまうという全自動の装置を作ることができます。
いきなりすごい装置を作れなくても、繰り返しの作業の簡略化をするため、トライアンドエラーを繰り返します。
手作業をシステム化するという過程をゲームを通して、自然と身に付けることができます。
うちの子供たちは、花火大会をするために、スイッチ一つでいろいろな花火を打ち上げる装置を作って遊んでいました。これも最初は手にもってひとつずつ打ち上げるところから発展した結果です。
試行錯誤しながらシステム化をしていく遊び、なかなかいいですよね。
魅力その4:論理回路、フリップ回路、気がつけば回路を組めるようになれる
魅力その3でも少し触れましたが、マイクラの世界にはレッドストーンというアイテムを使って、回路を組むことができます。
回路というと難しそうですが、アクションを与えるスイッチを起動できるのがレッドストーンの原理です。
自動ドアを作ったり、花火大会の装置を作ったり、作物を自動で収穫する装置を作ったり自動で釣りをする装置など、アイディア次第でさまざまな装置が作れます。
いろいろな装置を作るためには、論理演算のXOR(エックスオア)回路やフリップフロップ回路を取り入れる必要があります。
いきなり回路を組めなくても、人が作った装置を真似しているうちに動作原理に気がついていきます。
フリップフロップ回路という名前を知らなくても動作原理を知っている小学生、すごいですよね…。そういう時代なんです。
マイクラで、コンピューターの動作原理の基礎につながる回路を学ぶことができるのです。
魅力その5:問題解決能力を得られる
マイクラでは自由に世界を作り上げることができますが、次々と問題がふりかかってきます。
とくに、ゲームモードの一つであるサバイバルモード。
食べ物もアイテムも何一つない状態で、プレイヤーは新しい世界に投げ出されます。
木を伐り、作業台や斧などのアイテムを作り、食料を確保して、試行錯誤しながら生き抜いていくために、考えていかなければいけません。
夜になるとモンスターが出現するので、とりあえずの小屋を建てたり、ほら穴を掘って身をひそめたり…。
慣れないうちは、最初の一晩が過ごせなくて(夜が明ける前にモンスターにやられてしまう…)、なんどもやり直したのは懐かしい記憶。
問題が発生したときに、どうすればうまくいくのか、次はどうすればいいのか、とトライアンドエラーを繰り返していくうちに、問題や課題にぶつかったときに考える力、解決能力が身についていきます。
魅力その6:石の種類に詳しくなる
マインクラフト、のマイン(mine)には鉱石という意味があるように、マイクラの世界には様々な鉱石や石が登場します。
こちらは、花こう岩、閃緑岩(せんりょくがん)、安山岩 、黒曜石。
例えば、マイクラの世界では溶岩を水で冷やすと黒曜石になります。これは、本物の黒曜石も溶岩に由来しているので現実の世界でも一致していますね。
プレイしていくうちに、花崗岩や閃緑岩など、難しそうな石の種類に慣れ親しんでいきます。
鉱石の種類もそうです。ダイヤモンドはとても貴重、石炭は燃料になる、鉄や銅は木より強力な道具を作れる…ということがプレイを通してわかります。
博物館に訪れたときに石に夢中になる子供たち。
これはマイクラの世界でも登場している石の本物を見たときの喜び、につながっているのです。
魅力その7:歴史や自然に興味を持つきっかけになる
マイクラの世界は新しくゲームをするときにつくられますが、ワールドによっては、砂漠にはピラミッドがあったり、雪の地域にはイグルーがあったり、海底神殿や廃坑、ジャングル遺跡なども存在します。
さらに、気候によって分けられたバイオームという領域が存在します。
バイオームによって地形、温度、空の色、高さ、植物の種類、植物の色が変わり、例えば、砂漠のバイオームには、樹木がなく枯れ木やサボテンがあります。
バイオームの種類はたくさんあり、草原や湿地、ジャングル、雪山、雪原、タイガ、海洋など。
こちらは、わたしの「しょうちゃんワールド」(笑)にある、「樹氷がある氷原」レアなバイオームです。
歴史や地形、自然などに興味をもつきっかけになります。
魅力その8:マルチプレイでは協調力が必要!
マインクラフトでは、マルチプレイを楽しむことができます。
例えば、スマホやタブレット端末でプレイできるMinecraftPEのバージョンでは、同じwi-fiにつながっていれば、設定は必要なしに簡単にマルチプレイができます。
我が家でも兄弟やお友達とマルチプレイをしていますが、まぁ最初は揉めます(笑)
それぞれ、やりたいことが違いますからね、すぐにけんかになります。容易に想像できる状況ですね。
でも、こちらもぐっとこらえて黙って見守っていると、揉めながらも役割分担をして一つの目標に向かって世界を作り上げていこうとしていきます。
「洞窟で石炭とってくるから、木を切っておいてね。」
「家を作っておいて、食料を確保してくる。」
などなど…。
やりたいことを我慢したり、譲歩したり、駆け引きしたり、食料やアイテムを分けたり…、子どもの世界でも協力や協調というのが見られる瞬間。
一人ではできないことも、仲間と協力すれば達成できるということもわかります。
マルチプレイをすると、チームプレーが身に付き、協調性が豊かになるという点があります。
マインクラフトをプレイしよう!
わたしがマイクラオタクなので、熱く語りすぎてしまいましたが、親子で遊ぶきっかけになれば嬉しいです。
スマホやタブレット端末で遊べるMinecraftPE(Poket Editon版)は840円と求めやすい価格なのも嬉しいですね。
我が家は、iphoneやipadで利用するios版とkindle用のAndroid版、さらにWiiUのソフトと3種類のバージョンを持っています。(ちょっと病気かもしれません…)
- ios版はこちら(iphoneなどのスマホやipadなど)
- Android版はこちら
- WiiU版はこちら(スマホ版のPE版とは違いよりPC版に近い充実した内容です)
- PSVita版はこちら
今回のしょうラヂオ。
いいことづくめて紹介しましたが、ゲームの世界で完結しては意味がありません。
博物館に足を運んだり、自然に触れたり、本を読んだり、みんなで何かを作ったり、マイクラで学んだことが実生活の何かに結びついたときに初めて意味があることなのです。
子どもと一緒にマイクラを楽しんで、そこから何かを学ぶきっかけになれば嬉しいです。
マイクラオタクのしょう(@syoradio1)がお届けしました。
マインクラフトPEwiiUのアプデでついにシロクマもスポーン!自分のワールドを探したら見つけたーー(´ー`)
かわいいぃ♡ pic.twitter.com/r6mDwgqrbc— しょう@札幌 しょうラヂオ。 (@syoradio1) 2016年10月5日
近々、マイクラのプレイ記事を書いてしまいそうな勢いです(笑)
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