子どもと一緒に映画を鑑賞する機会がありました。映画のタイトルは、「妖怪ウォッチ」などではありません。(それはそれできっと今年も行く予定ですが…)
鑑賞したのは、札幌国際短編映画祭のPR上映会。ファミリー&チルドレン部門の11作品です。
思わず微笑んでしまう作品や心が温まるもの、訴えるテーマが胸に突き刺さる作品やシュールすぎるもの。短編映画の魅力に触れたような気がしたので、紹介します。
札幌国際短編映画祭とは?
札幌国際短編映画祭は、今年で10周年。今年(2015年)は、10月中旬に開催されました。映像産業の振興、映像教育、文化振興、シティプロモート、国際交流、地域振興等を目的としています。
短編映画の紹介だけでなく、さまざまな文化にふれ、さらに札幌に多くの方に足を運んでもらい、国際交流や地域振興までを目的にしているんですね。わたしは札幌に10年以上住んでいるのに、一度も会場に足を運んだことがありませんでした。あぁ、なんてもったいないことをしていたんだろう。
ファミリー&チルドレン部門は子どもと一緒に楽しめる!
今回はPR上映会で10作品を続けて鑑賞しました。1つの作品は短いもので1分30秒。長いものでも、7分ほど。10作品で1時間ほどの上映会でした。
子ども3人(年少、年長、小2)と一緒に見ましたが、3人とも夢中でスクリーンに食い入るように見入っていました。ストーリーも映像も作品ごとにさまざまです。
- 絵本から飛びだした世界観をそのままアニメーションにしたような「雪だるまのパーティー」のお話
- 夕飯にでてきた魚のフライを食べたくない女の子が魚を助けるお話
- 芋虫がさなぎになりチョウになる話、でもチョウになった瞬間に……
- ロンドンのパレードに、なぞの毛むくじゃらのモンスターがいたずらをしてしまう話
- 原発の近くに住んでいた女の子を、無人の家で待つくまとウサギのはなし
どうです?面白そうですよね?
こんな簡単なあらすじを読んだだけでも、映像で見てみたい気がしませんか??
短編なので、テンポよく流れていくストーリーに映像と音楽。
子どもたちは、自分なりの解釈で笑ったり、深刻そうな顔を見せたり。
来年はぜひ会場に足を運んで、ファミリー&チルドレン部門を子どもと一緒に楽しんでみます。高校生以下はなんと無料です。
最後に、わたしも子どもも一番気に入った作品を紹介します。
作品名「ゆめみるシロ」
東京工芸大学の卒業制作作品です。
アトリエに取り残された絵の具のシロ。
シロは鮮やかな色たちにあこがれていた。
子供から大人まで、すべての人に楽しんでもらえる作品を作りたいと思い、制作しました。
1人でも多くの人にご覧いただき、楽しんでいただけたら幸いです。
フル3DCGアニメーション。5.1chサラウンド。
武中敬吾が、監督/アニメーション/ライティング/音響を担当。
野本有紀が、CGスーパーバイザー/コンポジットを担当。
「ゆめみるシロ」の全編がみられます↓
今回のしょうラヂオ。
映画はまさに芸術!と今回の短編映画の上映会で深く思いました。長編映画とは異なり、ショートフィルムならではの表現方法や可能性と魅力が詰まっていると思います。
今回、子どもと自分が気に入った作品の1つが、大学の卒業制作作品ということにも驚きました。
興味があることがまた一つ増えました。札幌国際短編映画祭、来年の開催を楽しみにしつつ、札幌からしょうがお届けしました。