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子どもと富士山へ!感動絶景の登山・持ち物や登山ルートも紹介【前編】

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子ども3人連れ、家族5人で富士山へ登ってきました。山小屋を利用して1泊2日の山登り。
家族で一番体力がないわたしは無事に登頂することができたのでしょうか・・・?

この記事では、富士山登山の計画や持ち物、山小屋到着までの1日目の登山レポートを写真多めで紹介します。

しょうちゃん

感動の景色が待っているはずっ。がんばるぞー!

続きの後編の記事はこちら

登山ルートは「富士宮ルート」特徴やコースは?

富士山の登山ルートは4つあります。
山梨県側の吉田ルート、静岡県川の富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルート。

登山者の約6割が利用し、初心者にもおすすめなのは「吉田ルート」ですが、今回利用したのは「富士宮ルート」
9合目の山小屋で1泊をして1泊2日の登山です。子供連れや初心者は絶対に1泊する登山がおすすめです。無理のない計画が大切ですね。

▽富士宮ルートの登山コース(徒歩時間はまったく違うので参考にしないように)

富士宮ルートは、富士山スカイラインを登りきった標高2,380メートルの富士宮5合目からスタートするルートです。
マイカー規制があるので、「水ヶ塚公園駐車場」に駐車し、そこからシャトルバスまたはタクシーに乗り換えて富士宮口五合目まで向かいます。

富士宮ルートは、4つのコースの中では距離は最短。山小屋の数は多くありませんが、各合目にあるので安心です。

富士山登山 服装&持ち物リスト

富士山登山をするために準備したアイテムや服装を紹介します。

5合目付近と頂上付近では温度がかなり違うので、防寒対策も必須です。雨具(上下)や手につけるグローブも必須アイテムなので注意してくださいね!ストックがあると、とくに下り道で活躍します。

▽登りはじめの服装(5合目付近) 半袖のTシャツを着てます

▽山頂付近での服装 薄めのダウンやジャンバーを着てます

以下、富士山登山での服装の一覧です。

富士山登山の服装
  • 日よけ帽子
  • 長袖・長ズボン
  • 厚手の靴下
  • 登山靴 (※子どもたちはスニーカーで登りました
  • 雨具(レインウェア)上下
  • 防寒具
  • グローブ ※ない場合は軍手
  • バッグパック
  • 着替え(シャツ・下着・靴下)

続いて持ち物編。
富士山に関わらず登山をこれから始める人にも揃えておきたいアイテム。富士山登山で持参した持ち物リストを紹介します。

富士山登山 持ち物リスト
  • ヘッドランプ
  • 地図、時計、コンパス、スマホ、モバイルバッテリー、現金(小銭)
  • 身分証明書、保険証(コピー)、筆記用具
  • 水、行動食、薬(鎮痛剤)
  • タオル、ウエットタオル、トイレットペーパー、ゴミ袋
  • ファーストエイドキット
  • サングラス、日焼け止め、携帯カイロ
  • ストック

いつもの登山では携帯トイレを持参していますが、山小屋が合目ごとに点在していてトイレが利用できます(有料)。

行動食は、カロリーメイトなど。子どもには、100均で購入したボトルにチョコやナッツを詰めてリュックの脇に入れて、すぐに取り出せるように持参しました。

▽子どもが持参した行動食(他にはカロリーメイトなども各自持参)

▽ファーストエイドキットは、登山に関わらず、アウトドアシーンで1つ持っていると、なにかと安心です。

ストックは今回の富士登山にあわせて購入しました。

あってよかったです!滑って急な下山のときに特に大活躍しました。

わたしだけLEKIの本格的なストック(トレッキングポール)を購入。子どもたちはアウトドアショップで購入した安価なストックを持参しました。

LEKIの本格的なストック(トレッキングポール)は軽くてコンパクトにたためて、持ち運びもしやすい。お値段相当の価値がありますね!使いやすかったです。

富士山登山へ出発!シャトルバスに乗り換えて登山口まで

しょうちゃん

いざ富士山登山へ出発!

体力に自信なし。ワクワクしつつ不安な気持ちいっぱいで富士山登山へ出発。天気は雲ひとつない青空。本日は晴天なり。

自宅は朝5時半に出発しました!

途中、山梨県の談合坂SAで休憩。

▽SAで販売されていた談合坂あんぱん

途中、くっきりと富士山が見えました!天気がいい。

あのてっぺんまで本当に登ることができるでしょうか…?富士山が見られただけでもう満足。(すでに弱気です…)

シャトルバスの乗り場の駐車場「水ヶ塚公園駐車場」に到着。ここは富士山の2合目。売店やトイレもあります。

シャトルバスの切符を購入します。水ヶ塚公園駐車場から御殿場口新五合目まで大人1人往復1,900円。

バスの本数は上りも下りも1時間に1本だったので事前に時間を調べておくと安心です。

▽コロナ禍中の登山だったので富士登山マナーの案内がありました

▽検温や体調OKのバンドをつけます

▽シャトルバスの車内。富士山や登山の案内の映像が流れています

富士宮5合目 1時間は

富士山の五合目、富士宮五合目の登山口に到着しました。

シャトルバスに乗り込んだ2合目付近は青空が広がっていましたが、このあたりは雲がかかっています。

ここの標高は、約2,380メートル。ここでいきなり出発するのは厳禁。1時間ぐらい休憩して体を慣らします。体が高度に慣れるように高山病対策のためです。

休憩中に日焼け止めを塗り、ストレッチをして軽く腹ごしらえ。トイレもあるので、ここでトイレを済ませておきます。

登山ヘルメットの無料貸出がありました。

インフォメーションで山頂付近の天気や日の出、日の入り時間をチェック。このあたりは13℃、山頂は8℃。外界に比べるとだいぶ気温が低いですね。

雲の切れ間に見えた青空。

5合目から6合目 急な登り坂が続く…

1時間ほど休憩し、さあ、いよいよ出発です。出発した時間は11時20分。

登山靴は、KEENのトレッキングシューズ「リッジ フレックス 」。提供していただいたものですが、軽くて足にすっと馴染んみました。

登り始めてすぐにトイレがありました。

まだこのあたりには、周囲には低木が残っています。

いきなり急な登山道。岩肌がむき出しになりゴツゴツしている道を息を切らしながらゆっくりと登っていきます。

「登り始めは、体を高度に慣らすためにゆっくりと歩くのがポイント」と本で読みましたが、すぐに息切れがしてゆっくりとしか登ることしかできません。

しょうちゃん

圧倒的な運動不足を痛感!

少し歩くと低木もなくなり、ゆるやかな道が続きます。(ずっとこのぐらいの道だったらいいのに!)

11時40分に六合目に到着。建物が見えるだけで嬉しい!登り始めから6合目までは約20分でした。

合目ごとに山小屋があるので、トイレ休憩もできます。

自販機の飲料の価格は上に行くほど高くなります。6合目では250円ぐらい。

6合目から新7合目まで 急な登り坂&見晴らしの良い道

少し休憩をして、次に目指すのは新7合目。宿泊する山小屋がある9合目はまだまだ先。

山頂に向かって右手には宝永4年(1707年)の大噴火で誕生した宝永山と宝永火山を見下ろすことができます。

足元に可憐な高山植物を発見!

途中休憩をしながら。

休憩の時につまむナッツやチョコレートの身に染み渡る美味しさといったら。

雲が圧倒的に近い!

雲の中に入ってきました。道はずっと砂と岩が続き、滑りやすい。ゴツゴツとした岩が転がっているので、足元に気をつけないと転びそうになります。

雲の切れ間から見える空が青い!

気がついたら遅れをとっているよう…。自分のペースで進みます。

大きな岩がゴロゴロとしている道をジグザグに登っていきます。

新7合目〜元祖7合目まで

この時点でもうすでにヘトヘト…。新7合目に到着です。6合目から新7合目まではちょうど1時間かかりました。(到着時間:12時50分)

▽新7合目にある御来光山荘

   

▽案内によると、ここから富士山山頂までは180分。道のりは長し。

新7合目で休憩をして次のポイントは元祖7合目。
赤茶けた土の上に小石があり、滑りやすい斜面が続きます。

霧がかってきて少し小雨も降ってきたのでレインウェアを上下ともに着用。出発したときよりも肌寒くなっていました。

急な登り坂で、滑りやすい道が続きます。

途中で休憩をしながらゆっくりと。

  

標高3,000メートルに到達。

登り始めたのは2,380メートルなので、約600メートルぐらいは登ってきたんですね。

斜面を移動する重機がかっこいい!

しょうちゃん

元祖7合目に到着!!

元祖7合目に到着したのは、14時。新7合目から元祖7合目までかかった時間は、1時間でした。

わたしよりも子どもたちのほうが元気!ひょいひょい登っていきます。

元祖7合目から8合目

次なる目標は8合目。宿泊予定の山小屋は9合目にあるので、もうあとふた踏ん張りぐらい。

気がつくと、雲を抜けていました。

▽娘たちの写真撮影会。

雲と空と富士山と。壮大な景色に圧倒されます。

やっと8合目まで到着。

元祖7合目から八合目までは40分ぐらいかかりました。8合目に到着したのは、15時15分。

8合目から9合目まで 本日のゴール!

さて山小屋がある9合目まで今度こそあと一踏ん張り。がんばろう!!

ところが、ここから続く登山道は、急な登り坂とひたすら大きな岩が積み重なっている岩場が続きます。「がんばろう!」の気合が一瞬でしぼんでいくのを感じました。

そうなんです。この8合目からは「胸突き八丁」と呼ばれる山頂まで急登が続きます。

景色が素晴らしくいつまでも眺めていられますが、足取りはものすごく重いです。

少し登ると、全身が重く息切れがします!

ジグザクと曲がりながら急な道をひたすら登っていきます。キツイ!

夫と子どもたちは先に進み、わたしは自分のペースでゆっくりと。

見上げると、山小屋の建物が見えてきました。もう少し…が近いようで遠い!最後に石段が続きますが一歩一歩の足取りが重い。リタイヤしたいぐらい辛い!(リタイヤできないけど)

子どもたちの「ママー、頑張れ!」の声が山小屋のテラスから聞こえてきます。

倒れ込むぐらいの疲労度で9合目に到着。今夜1泊する万年雪山荘です。嬉しい!!やったー!

9合目に到着したのは16時15分。
登り始めたのが、11時20分だったので、約5時間かかりました。(ペースはかなりゆっくり目です)

しょう

なんとか9合目の山小屋までこられてよかったーー!!

後半の続きの記事では、気になる山小屋の様子や、夜景、御来光、そして登頂へ…を紹介します!

続きの後編の記事はこちら

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