製鉄や造船、石炭などの日本各地の明治時代の産業遺産が近年、世界遺産に登録されました。年々、産業遺産への注目が集まっているように感じます。
こんにちは。札幌のしょう(@syoradio1)です。
北海道には各地いたるところに炭鉱遺産が残っています。そのほとんどは、保存されることもなく、風化しながら周りの自然と調和するかのようにひっそりと山の中にたたずんでいます。
今回は、その中の一つ、美唄に多く点在している炭鉱遺産を紹介します。
美唄炭鉱跡の歴史の跡をたどり、当時の賑わいに思いを馳せそう
美唄炭鉱は、「北菱産業埠頭美唄炭鉱」、「三井美唄炭鉱」、「三菱美唄炭鉱」の主に3つの炭鉱に分かれます。
三井炭鉱は1963年、三菱は1973年に閉山となりました。
北菱産業埠頭美唄炭鉱は現在も稼働中。
三井美唄炭鉱は露天掘りとして復活する予定があります。
今回訪れた三菱美唄炭鉱は美唄の東の地区にあります。
近くには、観光地としても有名なアルテピアッツア美唄がある場所です。
三菱美唄炭鉱は、道道135号「美唄ー富良野線」沿いに位置します。美唄ー富良野道という名前ですが、現在は富良野には通じていません。数年後に開通予定だそうです。
三菱美唄炭鉱があった近辺には、シャッターしまった廃屋が並び、当時の賑わいの面影をうつしています。
炭鉱の閉山と共に多くの住民はこの地をさったそうです。
炭鉱跡として一番目立つ建物は立坑巻き揚げ櫓ですが、向かう途中には、大きなコンクリートの建物が目を引く石炭を貯蔵する「原炭ポケット」や、トンネルや橋の遺構が点在しています。廃墟マニアには必見のスポットトかもしれません。
巻き上げ櫓がある場所は、「炭鉱メモリアル森林公園」という公園として整備されていますが、公園という名ばかりで、とくに何かがあるわけではありません。
訪れたときにはヒグマの目撃情報が相次ぎ、訪れた前日にも目撃情報があったので、車窓からちらりとの見学になりました。
(ヒグマの目撃情報があまりにも多いので、怖くて他の遺構も写真に収めることができず…)
これが、三菱美唄炭鉱立坑巻き揚げ櫓(やぐら)です。
朽ち果てた廃屋が並ぶ商店街の跡、橋やトンネル、コンクリートの謎の建物(原炭ポケットや開閉所という施設らしい…)などとは、対照的に鮮やかな朱色を放っています。当時の繁栄と賑わいを映し出すような鮮明な赤。異空間にほおり込まれたような感覚さえ覚えました。
今回のしょうラヂオ。
今回は、美唄にある炭鉱遺産の一つ、三菱美唄炭鉱の立坑巻き揚げ櫓を中心に紹介しました。
ひぐまにおびえ、橋やトンネル、コンクリートの建物の遺構、廃屋などの写真を撮れなかったのが少し残念。アルテピアッツア美唄などの観光ついでに当時の面影をしのびつつ、足を延ばしてみるのもよさそうですね。(ただし、ヒグマにはご注意を!!)
札幌からしょう(@syoradio1)がお届けしました。 もしこの記事が気に入ったら、SNSでシェアしていただけると嬉しいです♪
では、次回の更新もお楽しみに!