行ってきました!札幌芸術の森美術館で開催中(2018年2月25日まで)の「新海誠展」。
「君の名は。」しか見たことがない、または「君の名は。」も見たことがない人でも楽しめる展示内容でしたよ。
わたしはぐいぐいと新海誠の世界に引き込まれ、ものすごく心を打たれて返ってきました。美しい風景描写にもうっとり。
『新海誠展 「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』とは?
アニメーション監督「新海誠」の存在を映画「君の名は。」で知った方も多いのでは?
新海誠展は、アニメーション監督・新海誠のデビュー15周年を記念して開催されている展覧会。
展覧会のタイトルにも入っているように、新海誠は「ほしのこえ」という作品で商業デビューしています。2002年のこと。「君の名は。」の15年前ですね。
展覧会では、新海誠の軌跡を作品ごとに、制作資料、主題歌、言葉、映像を交えて展示。
時間軸、すれ違い、男女の物語、美しい背景描写。
新海誠の作品をよく知らない方でも、その世界観を堪能することができますよ。
新海誠展の訪問レポート!感想など
札幌芸術の森で開催されている新海誠展の訪れたのは、日曜日のお昼過ぎ。
札幌芸術の森にあるビュッフェレストラン「畑のはる」で美味しいお野菜たっぷりのランチを堪能したあと。
駐車場が混んでいて、一番上の方の第3駐車場に車を停めたので、札幌芸術の森美術館まで森の中を歩きます。
訪れたのは下の娘と2人で。雪遊びに夢中でなかなか前にすすみません。
▽会場はこちら。札幌芸術の森美術館。
入館してすぐのところにフォトスポットがあります。
スタンプも押して。
展示室へ。展示は写真撮影禁止です。
わたしは新海誠の作品は「君の名は。」と数作品の映像、そして、小説をいくつか読んだだけ。どちらかといえば、新海ワールド初心者でしたが、世界観や描写の美しさ、主題歌にのせて流れる映像…、一気に引き込まれました。
音声ガイド(500円)はなんと神木隆之介さん。「君の名は。」の主人公、瀧くんの役でもありますね。娘と一緒だったので、音声ガイドは利用しませんでしたが、多くの人が音声ガイドを借りていましたよ。
新海誠に影響を与えた本10冊の展示や、デビュー作「ほしのこえ」を1人でPCで作り上げたときのパソコンが展示されていたりと、作品以外の展示も興味深かったです。
各作品の主題歌に乗せて流れる映像にもぐっとました。「秒速5センチメートル」の主題歌は、山崎まさよしの「one more time,one more chance」。大好きな曲に美しく切ない映像。
最後のクロージングムービーは必見。新海誠の作品のいろいろなシーンが編集されていて、作品のテーマがギュッと詰まっています。娘と一緒に3回観ました。
別室あるのはフォットスポット。
▽君の名は。ポスター
▽言の葉の庭 メインビジュアル
▽君の名は。教室の黒板
新海誠の作品について
ほしのこえで商業デビューをした新海誠監督ですが、「君の名は。」まで6つの作品があります。新海誠展もそれぞれの作品ごとに展示が展示が分かれてました。作品とともに深海誠さんの歩みがわかります。
今回の展覧会をみて、すべて映像作品を見てみたくなりました。
以下、新海誠の作品の一覧です。
「ほしのこえ」2002年
監督・脚本・絵コンテ・作画・美術など、そのほとんどを一人で制作したデビュー作。
宇宙と地上に離れた主人公たちの心のつながりと孤独を描いた作品。
「雲の向こう、約束の場所」
新海誠の初の長編劇場アニメーション。
舞台は、日本が南北に分断されたもうひとつの戦後の世界。SF的要素を盛り込んだ物語の中で交錯する登場人物たちの姿を描いた作品。
秒速5センチメートル
「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」という3つの短編からなる少年仗助の儚く切ない物語。SF的要素はなし。
星を追う子ども
地下世界アガルタを舞台に展開される冒険ファンタジー。
言の葉の庭
舞台は現代の東京。
万葉集の一篇から始まる『言の葉の庭』は、古典の題材をモチーフとしながら、愛に至る以前の孤独「孤悲」という普遍的なテーマを扱う作品。
雨や草木の描写も美しい。
君の名は。
これは、知っている方も多いですね。
国内動員数1900万人を突破し、世界中でも大ヒットを記録した「君の名は。」
出会うはずのないふたりの男女が夢の中で“入れ替る”という、不思議な出来事を巡る物語。
▽本編では語られなかったサブキャラクターたちのサイドストーリー。本編を見たかにおすすめの小説。
新海誠展 札幌芸術の森美術館の詳細情報
札幌芸術の森美術館で開催される新海誠展の詳細情報です。
- 会期:2018年1月3日(水)~2月25日(日)
- 時間:午前9時45分~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
- 会場:札幌芸術の森美術館
- 観覧料:一般 1,200円(1,000円)、高校・大学生 800円(600円)、小・中学生 500円(400円)※( )内は団体料金
- 休館日:月曜(祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜休館) [休館日 1/9・15・22・29、2/5・13・19]
- 新海誠展公式サイト
- 新海誠展 札幌会場特設サイト
- 札幌芸術の森 公式サイト
地図
今回のしょうラヂオ。
予想以上によかったです。とにかく、美しい!そして、どこか切なくて儚い。
会場内に展示されていた新聞のインタビュー記事に心を突き動かされました。
「なにものでもない自分が作品を作り上げていく…」というような内容の記事でしたが、ぐっと心にくるものが。
新海誠のまだ観てない作品も全部観ようと思います。
次回作も楽しみ!
札幌会場の新海誠展は2018年2月25日まで。気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね。