これは数年前に新米ママであったしょう(私)が、ある日、何気なく言われた一言で深く傷ついた話です。
ちょろちょろ1歳の息子と妊娠8か月の母だったあの日
それは、今からさかのぼること数年前の夏の日。
長男が1歳、わたしは娘を妊娠中で妊娠8ヶ月でした。お腹も大きく、腰も痛く体もよろよろ。もちろんすばやい動作などできません。
1歳の息子はとても活発なタイプ。
しかも、興味をもったことには一直線。突然どこかに走りだしたり、目を離した一瞬でいなくなってしまうような子どもでした。
さらには、当時は手をつなぐことを全力で拒否。腕を強くつかもうとしても、ひっくり返って大騒ぎというありさま。
徒歩5分の公園に遊びに行くのも、いつ道路に飛び出して車にひかれやしないかとひやひや。
そこで、その年とあるアイテムを導入しました。
それは、迷子紐(ハーネス)です。
聞いたことや見たことありますか?
子どもにリュックを背負わせて、そこから伸びている紐を親が持って子どもの安全を守るというあれです。
ペットにつけている紐を連想させる見た目から最初は使うのに抵抗と罪悪感まで感じました。
でも、自分のお腹がどんどん大きくなり思ったように動けなくなっていき、パワーがありあまっている息子は公園に連れていくことも日課であった当時。
車にひかれてからでは遅い、安全には代えられないと思い子どもにリュックを背負わせ、迷子紐を私は強く握っていつもの公園への道を歩くことにしました。
何気ない一言、それ必要ですか??
小さな子ども連れで道を歩いていると、道行く人によく話しかけられます。
子ども好きなおばあちゃんやおじいちゃんが多いですよね。
「なんさいなの?」「なまえはなあに?」
「これあげるね」とポッケから飴を差し出してくれたり(息子にはまだ早いのでお気持ちだけ頂いておきます)
こちらものんびり散歩しているので、暖かい気持ちが伝わりつい自分もにこにこ顔でちょこちょことお話をしたり。
迷子紐をつけたときも、
「わぁ、今はそういうのがあるんだね!便利だね」
「お母さんもお腹が大きいもんね。頑張ってね!」
などと暖かい言葉を度々もらっていました。
ところがある日、いかにもおせっかい顔のおばさんからの一言。
「わぁ、紐でつながれてかわいそうだね!まるでペットみたい。」
・・・。
軽くスルーすればよかったとは思います。
でも、すべての小さな日常に一喜一憂している新米ママにはまだそのスキルはありませんでした。
ペットみたいと言われて、外出できないくらい落ち込みました……。
子どもと自分という狭い世界で生きている新米ママをどん底に突き落とすぐらいの力がある一言でした。
世間の目を気にしないで!絶対に母が正しい!
3児の母になり、メンタルも経験も多少強くなった今だから声を大きくしていいたいのです。
どんなときも、子どものことを思っている母の行動が正しい!
迷子紐だって、子どもが車にひかれてからでは遅いのです。世間の目なんて気にしなくてもいい。どこにでもいそうな余計なひとことをわざわざ言っているおばさんの言葉なんて気にしなくていい。
少し前のことですが、ワイドショーで、迷子紐(ハーネス)が話題になり、「奴隷制度を思い出した。」という発言が司会者からあったそうです。
まったくもってよけいなお世話ですよ!まずは同じ立場になってから、発言してもらえませんか!
子どもが車にひかれてからでは遅いのです。使わざるを得ない状況だってあるのです。
繰り返しいいますよ。子どもの安全には代えられません。母が子どものことを思ってやっていることが絶対に正しいのです。
今回のしょうラヂオ。
余計なことを言ってくるおばさん、どこにでもいますよね。
いちいち気にしていたらしょうがありませんが、いやな気分になるのは避けられません。自分は絶対にそうはなりたくない、子育てで大変そうな想いをしているママに暖かい目を差し伸べる気持ちは忘れたくないなと心に誓いつつ、懐かしい記憶を回想しながら記事を書きました。
うん、自分は余計なことを言うおばちゃんにはならないぞ!
札幌からしょう(@syoradio1)がお届けしました。