2016年4月14日、熊本で大きな地震がありました。熊本地震です。
発生した大地震とその後の余震で、熊本城は大きな被害を受けました。石垣が崩れ、瓦が落ちていく熊本城の様子を報道で目にした方も多いと思います。
わたしは、地震が発生する数ヵ月前に熊本城を訪れたばかりでした。
一日でも早い復興への願いを込めて、地震で被害を受ける前の熊本城の姿の写真を公開します。
被災前の熊本城
被災前に撮影した熊本城です。(2016年1月に撮影)
熊本城を築城した加藤清正公の銅像。
清正公の築城した「宇土櫓(うとやぐら)」は大地震でも倒壊せず、清正公の築城技術にも注目が集まりました。
堀にうつる木々の影の美しさ。
鉄砲穴など。
立派な石垣ですね。「武者返し」(上部に行くにしたがって角度が急こう配になり敵の侵入を防ぐ)が、わかります。
熊本城の天守。大天守と小天守からなります。
大天守からの眺め。
大天守から見えるのは、現存の宇土櫓(うとやぐら)。今回の地震でも倒壊を免れました。
清正の創建した初代天守という見方もある宇土櫓。3重5階地下1階の構造を持ち、熊本城では最大の櫓です。
城内に展示されていたしゃちほこ。
訪れたときは熊本城の前で「熊本城おもてなし武将隊」の方々が迫力満点の武将ショーを目の前で繰り広げてくれました。
現在の熊本城の見学について
現在、熊本城内の多くの部分は立ち入ることができません。
ただし、二の丸広場や加藤神社、その周辺から、天守閣や櫓等を見学することは可能です。
復興に向けて、工事が進んでいます。
なお、熊本城では復興城主も募っています。
1回につき1万円以上の寄附をすると「復興城主」と認定され、「城主証」をお送りするとともに、デジタル芳名板に名前が登録されます。
詳細は、熊本城の公式サイトをご確認ください。
今回のしょうラヂオ。
熊本城の石垣が崩れ、瓦が落ちていく様子をテレビの映像で見たときにとてもショックを受けました。
しかし、復興のシンボルとして熊本城の復旧・復元工事は進んでいます。
現在でも二の丸広場などから熊本城の見学をできる場所もあり、イベントなども随時開催されています。
「熊本城おもてなし武将隊」も随時出陣してショーをしています。
被災した今だからこそ多くの方に足を運んでもらって、今の熊本城の姿を目にすることに意味があると思います。わたしも春に九州へ行く予定なので、訪れたいです。
被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げますと共に、 被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。