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【感想】「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」七月隆文|情景リアルな切ない恋愛小説!

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ジャケ買いならぬタイトル買いです。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」

???

どういうこと?ファンタジー要素、SF?時系列はどうなってるの?
タイトルが頭に飛び込んだのと同時に、はてなマークが50個ぐらい頭の中に浮かび上がりました。
やられました。まさに、タイトル買いですよ。

さっそく読んだので、レビュー(感想)です。切ない恋愛小説でした。
読書感想文などの切り口もついでにご紹介します。あっ、ネタバレなしなのでご安心を。

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」七月隆文(なながつたかふみ)

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は七月隆文による小説です。

おすすめしたい人

  • 甘くて切ない系の恋愛小説を読みたい
  • 感情移入しやすいタイプで胸キュンが好きな人
  • 寝る前などにさっくり読める小説を探している人
  • ファンタジー要素がむしろ好物な人
  • つづられることばの美しさより、浮かび上がる情景にじんわりくるタイプ

読み終えるまでの時間

しょうが読み終えるまでにかかった時間:1時間半

濃厚なミステリーなどと比べるとさくっと読めるタイプの小説です。

ネタバレなしのストーリー

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて―。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。

しょうの感想

記事の冒頭にも書きましたが、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」というタイトルがすべてです。
甘々な恋愛小説かと思いきや、伏線しかり、途中ででてくる謎しかり秘密がちりばめられています。
この謎は終盤で突然明かされることになりますが、その彼女の秘密がわかっても、しばらくは理解が追いつきません。

ラストまで読み進めてやっと、その秘密がストンと胸に落ちてくるものがあり、最初から読み返したくなるような小説です。
秘密がわかってから読み返すと、切なさにじんわりきます。

1つのストーリーで秘密がわかる前と後で2回楽しめ、2回目はより切なさで胸が苦しくなること間違いなしです。
京都が作品の舞台ですが、生き生きとした描写が瞼を閉じれば、その光景が浮かんでくるように美しいです。切なさに胸が苦しくなり、京都にも行きたくなる小説です。

感想文を書くならここがポイント(しょう的見解)

  • まるでそこに自分がいるようにさえ感じるような京都の街中の描写の巧みさ
  • 秘密がわかる前とわかった後の読み進めた(自分の)心の変化
  • 秘密を知った後に再読しても二人の会話などに矛盾がないことのすばらしさ
  • 彼女の涙の理由を読み解く
  • もし自分だったらどうするか

この本の次に読むならこれ!

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今回のしょうラヂオ。

今回は、「しょうラヂオ。」初の書籍レビュー(感想)の記事でした。
個人的な読書感想文的なのは大好物でして、中学生ぐらいのときから読んだ本と感想を自由勝手に記録していたりします。今回の書評?レビュー?も自分の感じるままに書かせてもらいました。
「この小説どんな本だろう?」と気になった方の参考や、既読の方と感想を共感できたら嬉しいです♪
札幌からしょう(@syoradio1)がお届けしました。

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