ひっそりとした雰囲気の場所で美しい紅葉を見るのが好きです。
こんにちは。札幌のしょう(@syoradio1)です。
今回は、ニセコエリア倶知安町にある隠れた紅葉の名所「鏡沼」をご紹介。
車で訪れてパッと見られる場所にありません。約1時間弱ほどのトレッキングののちに、感動の景色が広がるのです。
我が家はいつもどおり、幼児を含む子ども3人連れで訪れました。
登山・ハイキングの紹介、山登りの持ち物をチェックするときはこちら
鏡沼へのルートは2種類、標高570メートルの高原湿原です
鏡沼は、倶知安町にあります。
ニセコアンヌプリの北東斜面中腹に位置し、その場所はなんと標高570メートル。
湿原の種類としては、「高原湿原」というカテゴリに分類され、高原湿原特有の植物や生き物が生息しています。
高原湿原は河川からの水の流入がなく、独特な植物を見られるのが特徴です。鏡沼も雪解け水で維持されてる沼です。
沼の反対側には、ミズナラ・カエデなどの高い木が原生に近い森林としてあります。風のない穏やかな日には、これらの木々がまるで鏡のように美しく映り込み、「鏡沼」という名がつきました。
こちらのGoogle Earthの写真を見てみてください。
わかりますか？そうです、鏡沼の周辺に道路はありません。
鏡沼を訪れるためには、歩く必要があります。鏡沼へ向かうルートは2種類。
- 東急ゴルフコースから入るコース：東急ルート 徒歩約50分
- 道道５８号線（倶知安町字花園～五色温泉）沿いから入るコース：５８号ルート 徒歩約40分
我が家は58号ルートを利用して、鏡沼へ向かいました。
58号ルートで鏡沼へ！訪れた先には美しい風景が広がる
道道58号沿いの倶知安町字花園と五色温泉の間に、鏡沼の標識があります。
小さい看板なので見落とさないように注意が必要ですね。ここからスタートです。
鏡沼の看板発見！
駐車場はほぼありません。路肩に数台停めることができますが、狭いスペースなのでマナーを守った利用を心掛けたいですね。
売店やトイレもないので、事前に済ませておくことが必要です。
入林届をだしていざ出発！
入林届を出して出発
沼までは徒歩40分ほど。我が家は子供3人連れなので、1時間ぐらいといったところでしょうか。
歩く距離がそれなりにあるので、動きやすい靴や服装がいいですね。
沼までの山道はアップダウンは多少ありますが、山登りのように上り坂がずっと続くわけでもないので歩きやすかったです。
毎回のように、背負われている下の娘…。（恒例写真）
アップダウンは少し
こちらは、我が家が愛用しているベビーキャリアです。子ども3人分たっぷり使いました。
背負い心地、安定性、収納力、すべてピカイチ！
道から外れないように歩いていきます。森の中を探検気分で、子供たちも楽しそう！
30分ほど歩いたところで、このコース最大の難所（？）が出現しました。
沢の上にかかる心もとない木の枝の一本橋。
途中で沢があります
子供はパパが一人ずつ抱っこし手を引いて、向こう岸へ。
落ちたら悲劇です！
わたしも抱っこしてもらい…、なわけはなく（汗）、細心の注意を払いながらなんとかわたりました。
（毎回、こういう場所で失敗するのは子供でなくて母のパターンが多し…）
目的地までもう少し！ひたすら山道を歩きます。
幼児の足で歩くこと、1時間弱。道が木道に変わり、見えてきました。
鏡沼！きれいすぎる！
山道を抜けて突然視界が広がり、この美しい風景が飛び込んできました。感動です。
何よりも、ここまで自分の足でたどり着いたという達成感と満足感。簡単には出会えない風景だからこそ出会えるこの貴重とも言える景色にうっとり…。
沼の周りの片側には木道が続いていいます。
鏡沼の周りには木道が整備されています
湿原に広がる草もうっすらと赤く染まりきれいです。ヤマドリゼンマイなどが紅葉しています。
高原湿原の紅葉もきれい！
鏡沼の反対側。黄色く彩られています
歩いてきた道を振り返っても美しい光景が広がっています。訪れたときは人もほとんど見かけず、神秘的な雰囲気さえ漂っていました。
どこも見てもきれいな景色
沼沿いの木道にはベンチが数脚、設けられているのでそこで持参したおにぎりタイム。
おにぎりを食べながら、「ピクニックって楽しいね！」「最高だね！」と子供たち。どうやらまだ、我が家のピクニックの定義のハードルの高さに気づいていないようです…。
きれいな景色を見て食べるおにぎり、おいしいね！
バーナーも持参しているので、毎度のようにミニカップラーメンやコーヒーもいただきます。
カップラーメンの汁は捨てることができないので、飲み切れるぐらいの量の少なめでお湯で作っています。ごみはもちろん持ち帰りですね。
さきほどの写真をもう一度。手前に小さな島のようなものがうつっています。
これは、「浮島」です。
手前に見えるのは、「浮島」です
風により少しずつ移動しているので、訪れたらぜひ探してみてくださいね。決してジャンプして飛び乗らないように！！（やらないって！）
歩いてでしかたどり着けない鏡沼の美しい景色、心にしっかりと刻まれました。
鏡沼の場所、アクセスなどの詳細情報
鏡沼の場所やアクセス、訪れるときの注意点などの情報です。
- 紅葉の見ごろ：9月下旬～10月中旬
- アクセス：2つのルートがあり
- 東急ゴルフコースから入るコース：東急ルート 徒歩約50分 （東急ゴルフ場の駐車場とトイレを利用可）
- 道道５８号線（倶知安町字花園～五色温泉）沿いから入るルート：５８号ルート 徒歩約40分 （駐車場は数台と路肩、トイレはなし）
注意点：
- 山道なので歩きやすい靴と服装で
- 帽子、長ズボンや長袖、高度が高いので羽織るものが一枚あると安心
- 虫よけ、飲み物は持参して
- 山道や木道から外れないように
- （当たり前ですが）ごみは持ち帰りで！
今回のしょうラヂオ。
歩いてでしかだどりつけない貴重な風景に出会える場所、鏡沼の紹介をしました。
近くで、もっと手軽に紅葉の名所に訪れたいのなら同じニセコエリアにある神仙沼もおすすめです。バリアフリーなので、ベビーカーでも行くことができます。
お出かけの参考になれば嬉しいです。
札幌からしょう(@syoradio1)がお届けしました。
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では、次回の更新もお楽しみに！
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